2002年 ヤクルトスワローズ 試合結果
3/30 ナゴヤドーム 1回戦(1勝) 40,500人 3時間26分
ヤクルト 1 0 0 0 3 1 0 0 0  5
中 日 0 0 0 2 0 0 0 2 0  4
○藤井(1-0)71/3、五十嵐亮1/3、石井1/3、S高津(1)1−古田 ●山本昌
【勝打】飯田
【評】ヤクルトが中日に競り勝ち、4年連続開幕戦勝利。1点を追う5回無死一、三塁から城石の2ゴロで同点とし、飯田の勝ち越し犠飛などで4-2。6回に城石の適時打で5点目を奪った。藤井は8回途中降板も勝利投手。高津がセーブ。
 中日は8回、井端の二塁打などで1点差としたが、ヤクルトの継投にかわされた。

3/31 ナゴヤドーム 2回戦(2勝) 36,000人 2時間57分
ヤクルト 0 0 0 0 0 3 0 0 0  3
中 日 0 0 0 0 0 1 0 0 0  2
○ニューマン(1-0)6、山本1、五十嵐亮2/3、石井1/3、S高津(2)1−古田、小野 ●朝倉
【勝打】古田
【評】ヤクルトが5投手の継投で逃げ切り2連勝。六回、古田、ラミレスの適時打と城石のスクイズ(記録は内野安打)で3点。先発・ニューマンが6回1失点と好投した。中日は八回2死満塁など好機で決定打が出ず、8年ぶりの連敗スタート。

4/2 神宮 1回戦(1勝) 22,000人 2時間25分
広 島 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 4 1 x  6
○ホッジス(1-0)7、石井1、島田1/3、山本2/3−小野 ●横山
【本】ホッジス1号@(横山)ペタジーニ1号@(菊地原) 【盗】代田(1) 【勝打】小野
【評】ヤクルトは逆転で3年ぶりの開幕3連勝。1点を追う六回に先発ホッジスの来日初本塁打で同点。七回に小野、池山の連打で勝ち越した。緩急で攻めたホッジスは7回4安打1失点で初白星。打線が沈黙した広島は、連勝が2でストップ。

4/3 神宮 2回戦(1勝1敗) 20,000人 3時間57分
広 島 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 1  4
ヤクルト 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0  3
○小山田S玉木 山部61/3、本間2/3、五十嵐亮2/3、石井1/3、高津1、島田1、山本1、●坂元(0-1)1−小野
【本】真中1号@(横山)ペタジーニ2号@(小山田) 【盗】代田(2)
【評】延長十二回、広島が代打・野村の右越え本塁打で、接戦を制した。九回に追いついた広島は、十一回1死一、三塁で福地が勝ち越し打。ヤクルトもその裏、ペタジーニの本塁打で同点としたが、8番手・坂元が抑え切れなかった。ヤクルトの連勝は「3」でストップ。

広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 0 0 0 0 3 1 0 0 x  4
○石川(1-0)62/3、S五十嵐亮(1)21/3−古田 ●高橋
【本】真中2号B(高橋) 【盗】岩村(1) 【勝打】真中
【評】ヤクルトが完封リレーで快勝した。5回に真中が右翼へ先制3点本塁打。6回、岩村の適時打で1点を追加した。新人の石川は多彩な変化球を低めに集め、7回二死まで散発4安打。プロ初先発で初勝利を挙げた。五十嵐亮が2年ぶりのセーブ。広島は再三得点圏に走者を進めながらあと1本が出なかった。

4/5 神宮 1回戦(1敗) 36,000人 3時間03分
阪 神 0 0 0 0 0 0 0 1 1  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○井川Sバルデス 藤井7、●本間(0-1)1、島田1/3、山本2/3−古田
【評】阪神が投手戦を制し、1リーグ時代の38年春以来、64年ぶり2度目の開幕6連勝を果たした。井川は2勝目。均衡が破れたのは八回、今岡の二塁打を皮切りに無死一、三塁とし、アリアスの左犠飛で先制した。ヤクルトは先発の藤井が7回を無失点に抑えたが、2番手以降が誤算だった。

4/6 神宮 2回戦(2敗) 45,000人 2時間27分
阪 神 0 1 1 0 0 0 0 1 0  3
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
○ムーア ●ニューマン(1-1)5、入来3、坂元1−古田
【評】阪神がムーアの好投で球団タイの開幕7連勝。ムーアは直球、変化球とも切れがよく、9回に1点を失って完封は逃したが、2勝目を初完投で飾った。打線は2回に矢野の2号で先制し、3回は片岡の左前打、8回はホワイトの3号ソロで加点した。ヤクルトは9回にラミレスの左前打で2試合連続の零封負けを逃れるのが精いっぱい。

4/7 神宮 3回戦(1勝2敗) 42,000人 3時間30分
阪 神 0 0 1 0 0 0 1 1 0  3
ヤクルト 0 0 1 0 0 0 4 0 x  5
ホッジス6、○石井(1-0)1、五十嵐亮1、S高津(3)1 ●遠山
【本】ペタジーニ3号C(遠山) 【盗】真中(1) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトが七回2死満塁からペタジーニの満塁本塁打で逆転し、3連敗を免れた。阪神は安藤が9三振を奪う力投を見せ、七回に今岡の左越え適時二塁打で勝ち越したが、継投に失敗。開幕からの連勝は「7」で止まり、球団新記録はならなかった。

4/9 東京ドーム 1回戦(1敗) 55,000人 3時間09分

ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 0 0  2
巨 人 0 0 5 0 3 0 0 2 x  10
○入来 ●山部(0-1)21/3、本間22/3、坂元2、島田1−古田、米野
【評】巨人が初の3連勝で貯金1とした。3回一死二塁から仁志、高橋由の連続二塁打や清原の5号3ランなどで5点を先取。5回は清原、阿部の適時打などで3点を加え、試合を決めた。清原は8回にも適時打し、6打点の活躍。入来は8回を4安打2失点で今季初勝利。ヤクルトは山部が投手への四球から崩れ、3回持たずにKOされた。

4/10 東京ドーム 2回戦(1勝1敗) 55,000人 3時間11分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 2 3  5
巨 人 2 0 0 0 0 0 0 0 0  2
石川6、○五十嵐亮(1-0)2、S高津(4)1−古田 ●前田
【本】宮本1号A(前田)池山1号B(條辺) 【勝打】池山
【評】ヤクルトが終盤の2本塁打で逆転勝ちした。2点を追う8回、宮本が左越え2点本塁打して同点。9回に岩村、ラミレスの連打でつかんだ一死一、三塁から代打池山が左中間へ3点本塁打した。五十嵐亮が今季初勝利。巨人は前田、条辺の不調が誤算。7回まで無失点に抑えたワズディンの好投をふいにした。巨人の連勝は3でストップ。

4/11 東京ドーム 3回戦(1勝2敗) 55,000人 4時間22分
ヤクルト 2 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0  4
巨 人 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1x  5
○河原 藤井6、石井2、五十嵐亮2、寺村1、●高津(0-1)01/3−古田
【本】稲葉1号A(高橋尚)城石1号@(高橋尚) 【盗】代田(3)
【評】巨人が今季初のサヨナラ勝ちで、3カード連続の勝ち越し。延長十二回、代打・後藤が四球、高橋由が死球で一、二塁。松井が二ゴロの後、清原が敬遠で歩き、江藤の一ゴロ失で勝ちを拾った。ヤクルトは中継ぎ陣が巨人打線を七回以降無安打に抑えたが、十二回から登板した高津が制球を乱したのが誤算だった。

4/12 広島 4回戦(2勝2敗) 8,000人 2時間55分
ヤクルト 0 0 0 0 5 0 0 0 0  5
広 島 1 3 0 2 0 0 1 0 x  7
○佐々岡S小山田 ●ニューマン(1-2)4、花田1、寺村2、坂元1−小野
【本】小野1号@(佐々岡)ペタジーニ4号B(小山田)
【評】広島が再び貯金1。1点差に詰められた七回、前田が値千金のソロアーチ。小刻みに継いで最後は小山田が締めた。ヤクルトは五回、小野のソロやペタジーニの3ランなどで1点差としたが、ニューマンの乱調が最後まで響き、5割に戻った。

4/13 広島 5回戦(2勝3敗) 14,000人 2時間18分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 2 0  2
広 島 0 4 1 2 1 0 0 0 x  8
○高橋 ●ホッジス(1-1)31/3、花田12/3、坂元2、寺村1−小野
【本】ペタジーニ5号@(高橋)
【評】広島の投打がかみあった。二回、木村一の3ランと緒方のソロで4点先制。緒方は四回にも2打席連続、五回は新井にも一発が出た。2日スライド登板の高橋は、無四球と安定。ヤクルトは打線が湿り、今季初の3連敗で借金1。

4/14 広島 6回戦(2勝4敗) 14,000人 2時間56分
ヤクルト 0 0 0 4 0 0 0 0 0  4
広 島 0 1 0 1 3 0 0 0 x  5
○広池S小山田 ●入来(0-1)5、石井21/3、五十嵐亮2/3−古田
【本】ペタジーニ6号@(鶴田)ラミレス1号@(鶴田)浜名1号@(鶴田)
【評】広島が3年ぶりにヤクルト戦3連勝。2点を追う五回にディアスの2ランと新井のソロで逆転し、継投で逃げ切った。中継ぎの広池がプロ初勝利。ヤクルトは四回、ペタジーニの3試合連続6号2ランなど3本塁打で逆転しながら入来が崩れた。

4/16 神宮 1回戦(1勝) 12,000人 3時間13分
横 浜 0 0 0 3 2 0 0 0 0  5
ヤクルト 0 3 1 0 3 0 0 0 x  7
○山部(1-1)5、ニューマン12/3、五十嵐亮11/3、S高津(5)−古田 ●前田
【本】岩村1号A(川村)ラミレス2号@(川村)城石2号A(前田) 【勝打】城石
【評】6本塁打の空中戦をヤクルトが制し、連敗を4で止めた。1点を追う五回1死一塁から、城石の左越え2ランで逆転。高津は通算199セーブ目。横浜は五回、鈴木尚の2ランで主導権を握ったが、その裏から投入した前田が誤算で2連敗。

4/17 神宮 2回戦(1勝1敗) 12,000人 2時間43分
横 浜 0 0 0 0 0 4 0 0 0  4
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○三浦 ●石川(1-1)6、坂元2、花田1−古田
【評】両チーム無得点で迎えた六回、横浜は石井琢が中前打で出塁し、鈴木尚の死球、石井浩の四球で1死満塁。続くロドリゲスがヤクルトの新人、石川から左越えに6号本塁打を放ち、4点を奪った。先発の三浦は四回1死満塁のピンチでラミレス、城石を連続三振に仕留め、その後も安定した投球。2勝目を4安打完封で飾った。

4/18 神宮 3回戦(2勝1敗) 12,000人 2時間41分
横 浜 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 1 2 0 0 0 3 0 0 x  6
○藤井(2-0)9−古田 ●谷口
【盗】浜名(1)、岩村(2)、宮本(1) 【勝打】古田
【評】ヤクルト・藤井が横浜打線を3安打完封で2勝目。ヤクルトは一回、古田が先制の中前打。二回には1死二、三塁から横浜・谷口の暴投で2者が生還、六回にも3点を加えた。横浜は七回に二、三塁の好機で藤井を攻略できなかった。

4/19 松山 3回戦(3勝) 13,000人 2時間48分
中 日 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 1 0 0 1 1 2 0 0 x  5
○ホッジス(2-1)7、石井2−古田 ●山本昌
【本】ペタジーニ7号@(山本昌)宮本2号@(山本昌) 【盗】三木(1) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが連勝で勝率を5割に戻した。一回、2死一、三塁から古田の適時打で先制。ペタジーニ、宮本の本塁打などで着実に加点した。ホッジスは粘り強い投球で七回まで無失点。石井も好救援し零封した。中日は適時打が出ず、連勝は3でストップした。

4/20 松山 4回戦(4勝) 17,000人 3時間37分
中 日 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1x  2
入来6、ニューマン3、石井2、○五十嵐亮(2-0)1−古田 ●岩瀬
【勝打】古田
【評】ヤクルトが3連勝。延長十二回、真中、稲葉の安打などで2死一、三塁とし、古田がサヨナラ適時打。ニューマンら救援陣の頑張りが目立った。中日の朝倉、岩瀬も好投したが、打線の援護がなく、昨年から続くヤクルト連敗が10となった。

4/23 神宮 4回戦(1勝3敗) 34,000人 4時間02分
巨 人 0 0 0 0 0 1 1 1 1 4  10
ヤクルト 1 1 2 0 0 1 0 0 0 0  5
○酒井 石川6、五十嵐亮1、石井1、高津1、●ニューマン(1-3)1/3、坂元2/3−古田
【本】ペタジーニ8号A(工藤)
【評】巨人が粘って延長戦を制した。九回に阿部の1号で追いつき、十回に川相の2点打と二岡の3ランで試合を決めた。酒井はプロ初勝利。ヤクルトはペタジーニの8号などで主導権を握ったが、九回に投入した高津の球が甘く入ったのが誤算。

4/24 神宮 5回戦(1勝4敗) 34,000人 3時間07分
巨 人 0 0 0 1 0 0 1 0 2  4
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 0 0  1
○入来S河原 ●藤井(2-1)7、寺村2−古田
【盗】宮本(2)
【評】同点の七回、巨人は元木が左越えに勝ち越しのソロ本塁打。九回にも代打・斉藤、清水が連続三塁打を放ち、さらにヤクルトの2番手・寺村の暴投で2点を追加。入来は8回1失点で河原へつなぎ、2勝目を挙げた。ヤクルトは藤井が好投したが、打線がつながらなかった。

4/25 神宮 6回戦(2勝4敗) 28,000人 3時間23分
巨 人 1 0 0 0 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 1 0 3 0 0 4 x  8
○ホッジス(3-1)6、石井2、花田1−古田、小野 ●ワズディン
【本】ホッジス2号@(ワズディン) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトはホッジスが投打に活躍。三回は左越えに同点の2号ソロ。投げては6回を2安打1点に抑えた。打線は五回1死満塁から岩村の中前適時打などで3点を勝ち越し。八回にも5安打で4点を加えた。巨人は一回の押し出し四球による1点だけで、3安打と打線が沈黙した。

4/26 甲子園 4回戦(1勝3敗) 32,000人 3時間20分
ヤクルト 0 1 1 2 0 0 0 2 0  6
阪 神 0 9 1 0 0 0 0 1 x  11
○井川 ●山部(1-2)12/3、花田11/3、坂元4、河端1−古田、小野
【本】岩村2号@(井川)
【評】集中打した阪神が3連勝。二回、無死満塁から井川が同点打。今岡の2点適時打で勝ち越し、片岡、檜山の適時打、アリアスの満塁9号で一挙9点。今岡のソロなどで今季最多の11点を挙げた。井川は4勝目。ヤクルトは大量失点が響いた。

4/27 甲子園 5回戦(2勝3敗) 50,000人 3時間03分
ヤクルト 0 0 4 0 0 1 1 3 0  9
阪 神 1 0 0 0 0 0 0 0 0  1
○入来(1-1)6、五十嵐亮1、ニューマン2−古田 ●星野
【勝打】岩村
【評】ヤクルトが今季チーム最多の17安打で大勝。三回2死無走者から4長短打に四球を絡め一挙4点。中盤以降も着実に得点を重ねた。先発・入来は今季初勝利。阪神先発の星野は要所で制球が甘かった。阪神の連勝は3でストップ。

4/28 甲子園 6回戦(3勝3敗) 53,000人 2時間50分
ヤクルト 0 2 0 0 1 0 0 0 0  3
阪 神 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
○前田(1-0)61/3、五十嵐亮2/3、石井1、S高津(6)−古田 ●ムーア
【盗】三木 【勝打】城石
【評】ヤクルトの継投策が決まった。高津はプロ2人目の通算200セーブを達成した。ヤクルトは二回に城石の2点二塁打で先制。五回には三ゴロの間に、三塁から三木が好走塁で生還。貴重な追加点を奪った。阪神は散発5安打で、2度目の連敗を喫した。

4/29 横浜 4回戦(2勝2敗) 28,000人 3時間26分
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 1 3 2  8
横 浜 4 0 0 0 4 1 0 1 x  10
○森中 ●石川(1-2)5、花田1、坂元1、河端1−古田
【本】ペタジーニ9号@(竹下)ラミレス3号A(木塚)
【評】横浜は一回2死満塁で種田の一ゴロをペタジーニがトンネルする間に同点とし、さらにロドリゲスの中前適時打で2人を還して主導権を握った。2年ぶり先発の森中は中盤から制球を取り戻し、7回3失点でプロ入り初の先発勝利。

5/1 相模原 5回戦(3勝2敗) 20,000人 2時間50分
ヤクルト 0 0 0 0 3 0 4 0 0  7
横 浜 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
○藤井(3-1)9−古田 ●グスマン
【勝打】宮本
【評】ヤクルトの藤井は低めを丁寧につき、無四球完投勝利。打線は五回1死一、二塁から宮本の中前打、稲葉の右翼線2点三塁打で計3点を先取し、七回には4点を加えた。横浜はグスマンの先発転向策も実らず、12球団で唯一、連勝のないまま。

5/3 神宮 5回戦(4勝1敗) 30,000人 2時間42分
中 日 0 0 0 4 0 0 0 1 0  5
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○川上 ●ホッジス(3-2)7、ニューマン1、坂元1−古田
【評】中日が昨年8月から続いた対ヤクルト戦の連敗を10で止めた。四回1死一、二塁から立浪の中越え適時二塁打や、森野の右越え3ランで4点を先取し、川上が昨年5月1日の巨人戦以来の完封勝利を挙げた。ヤクルトは記録に出ないミスで、先発ホッジスの足を引っ張った。

5/4 神宮 6回戦(4勝2敗) 30,000人 2時間43分
中 日 0 0 4 0 2 0 0 0 2  8
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 0  2
○朝倉 ●入来(1-2)41/3、ニューマン2/3、坂元2、河端1、花田1−古田
【評】中日はゴメスの20試合ぶりの本塁打などで2度目の3連勝。三回、福留の同点適時打に続きゴメスが3ランを放って逆転した。五回もゴメスの適時打などで加点。朝倉は初の完投勝利。ヤクルトは入来が球のキレを欠き、打線も振るわず2連敗。

5/5 神宮 7回戦(5勝2敗) 30,000人 3時間35分
中 日 1 2 0 0 0 0 0 0 1  4
ヤクルト 4 0 0 2 3 0 2 4 x  15
前田31/3、河端2/3、○石井(2-0)2、五十嵐亮2、高津1−古田、小野 ●バンチ
【本】ペタジーニ10号@(久本)ラミレス4号A(久本)5号A(岡本) 【盗】岩村(3)、三木(3)、真中(2) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが今季初の2けた得点、最多の18安打で勝率を5割に戻し、3位に浮上した。一回1死から四球を挟む4連続長短打で逆転。中盤にはペタジーニの10号ソロ、ラミレスの2打席連続2ランで加点した。中日の連勝は3で止まった。

5/6 甲子園 7回戦(4勝3敗) 46,000人 2時間57分
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 2 0  3
阪 神 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
○石川(2-2)72/3、五十嵐亮1/3、S高津(7)−古田 ●安藤
【勝打】岩村
【評】ヤクルト・石川が阪神・安藤との新人対決を制した。変化球を巧みに使い、打たせてとる投球で、八回途中まで1点に抑えた。打線は八回、岩村の犠飛で決勝点を挙げた。安藤は四球や暴投絡みで失点するなど、詰めが甘かった。

5/8 甲子園 8回戦(5勝3敗) 30,000人 2時間36分
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 1 1 1  4
阪 神 0 0 0 2 0 0 0 1 0  3
藤井71/3、○石井2/3、S高津(8)1−古田 ●藪
【本】真中3号@(藪)ペタジーニ11号@(藪) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトが接戦を制し3連勝。同点の九回、先頭のペタジーニがバックスクリーン左に決勝の11号ソロを放った。阪神は檜山の2ランで先制し、逆転された八回には片岡の犠飛で追い付いたが、薮が要所で痛打を浴びた。薮は今季初黒星。

5/11 長崎 7回戦(3勝4敗) 24,000人 2時間45分
広 島 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 1x  2
ホッジス70/3、石井1、○五十嵐亮1(3-0)−古田 ●高橋
【勝打】浜名
【評】ヤクルトがサヨナラ勝ちで今季初の4連勝を飾った。九回2死一、三塁から代打・副島の右翼線二塁打で同点とした後、二、三塁から代打・浜名が右前にサヨナラ打。広島は高橋が九回途中まで好投したが、小山田が持ちこたえられなかった。

5/12 長崎 8回戦(3勝5敗) 20,000人 2時間55分
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 2  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○長谷川 坂元6、ニューマン1、●河端(0-1)12/3、石井1/3−古田
【評】広島は九回、金本の22試合ぶりとなる2号2ランで投手戦を制した。長谷川は9安打を許しながらも要所を締め、プロ7年目で初完封。ヤクルトはプロ初先発の坂元が好投したが、10残塁と攻撃に決め手を欠き、連勝は4でストップ。

5/14 東京ドーム 7回戦(3勝4敗) 55,000人 3時間14分
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 0  2
巨 人 0 0 0 0 0 1 0 0 0  1
○石川(3-2)61/3、五十嵐亮2/3、石井11/3、S高津(9)2/3−古田 ●工藤
【盗】稲葉(1) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが競り勝った。一回、古田の左翼線二塁打で先制。三回にもペタジーニの中前適時打で1点を加えた。巨人はヤクルト・石川を打ちあぐみ、終盤も好機を生かせないまま。12奪三振の工藤を援護できなかった。

5/15 東京ドーム 8回戦(3勝5敗) 55,000人 2時間53分
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
巨 人 4 2 0 1 1 1 2 0 x  11
○趙成a ●入来(1-3)11/3、ニューマン22/3、前田2、寺村2−古田、小野
【本】岩村3号@(趙成a
【評】巨人が15安打で11点を奪い大勝。一回に江藤の29試合ぶりとなる3号満塁本塁打で先制した巨人は、五回にも松井の右中間への8号ソロなどで着々と得点を重ねた。2年ぶりの登板となった趙は6回を4安打1点に抑えて00年8月以来の白星。ヤクルトは岩村の本塁打だけで、序盤の大量失点が響いた。

5/15 東京ドーム 9回戦(4勝5敗) 55,000人 2時間57分
ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○ホッジス6(4-2)、石井2、S高津(10)1−古田 ●桑田
【本】岩村4号@(桑田) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトは零封リレーで今季初めて対巨人3連戦に勝ち越した。二回2死、岩村の2試合連続ソロで先制。変化球がさえ6回被安打3と好投したホッジスから石井、高津とつないでリードを守った。巨人は打線が桑田を援護できなかった。

5/19 盛岡 9回戦(3勝6敗) 18,000人 2時間55分
ヤクルト 0 1 0 2 0 1 0 0 0  4
広 島 3 0 0 0 2 0 4 0 x  9
○高橋 坂元3、●萩原(0-1)2、ニューマン11/3、河端2/3、前田1−古田
【評】広島は4、5番で全得点をたたき出した。同点の五回2死二塁から、金本が放った右越え2ランが決勝点に。ディアスは先制、だめ押しの3ラン2発を放ち、6打点を稼いだ。ヤクルトは若手の坂元、萩原とつないだが、制球が甘かった。

5/21 ナゴヤドーム 8回戦(5勝3敗) 32,000人 3時間32分
ヤクルト 0 0 0 0 2 1 0 0 0  3
中 日 0 1 0 0 0 0 0 2 4x  7
○遠藤 藤井7、石井1/3、●五十嵐亮(3-1)2/3−古田
【本】ラミレス6号@(川上)
【評】中日が立浪の満塁本塁打で今季初のサヨナラ勝ち。連勝を8に伸ばした。八回にゴメスの3試合連続となる2ランで同点とし、九回無死満塁から立浪が右翼席に運んだ。ヤクルトは継投が裏目に出て連敗。

ヤクルト 1 2 0 0 0 0 0 0 0 1  4
中 日 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0  3
ホッジス51/3、ニューマン11/3、河端11/3、○五十嵐亮(4-1)1、石井0/3、S高津(11)1−古田 ●小山
【本】佐藤1号A(小笠原)ペタジーニ12号@(小山) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトが十回、ペタジーニのソロで延長戦を制した。3点のリードを追いつかれたが、救援陣が踏ん張り、ペタジーニが中日・小山から右中間席に運んだ。中日は好機で決定打を欠き、連勝は8で止まった。

ヤクルト 0 0 1 0 1 0 0 3 0 0 2  7
中 日 0 2 0 0 1 2 0 0 0 0 1  6
石川51/3、寺村2/3、ニューマン1、河端2、○五十嵐亮(5-1)1、S高津(12)1−古田 ●ギャラード
【本】宮本3号A(遠藤)ラミレス7号A(ギャラード) 【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトがラミレスの2ランで連夜の延長戦を制し、中日に代わって3位浮上。八回、宮本の2ランと岩村の適時打で追いつき、十一回無死一塁からラミレスが左翼席に運んだ。中日は十一回1死満塁から犠飛で1点を返したが、力尽きた。

5/24 神宮 6回戦(4勝2敗) 16,000人 2時間45分
横 浜 0 0 0 0 0 0 1 0 0  1
ヤクルト 0 0 1 1 0 3 0 0 x  5
○坂元(1-0)71/3、石井12/3−古田 ●三浦
【本】古田2号@(河原)ラミレス8号B(バワーズ) 【盗】宮本(4) 【勝打】宮本
【評】ヤクルトが3連勝。先発の坂元は変化球がコースに決まり、プロ2年目で初勝利を挙げた。三回、宮本の中前適時打で先制。四回には古田のソロ、六回にはラミレスの3ランでリードを広げた。横浜は先発の三浦が三回途中で負傷交代したのが響いた。

5/25 神宮 7回戦(4勝3敗) 20,000人 2時間38分
横 浜 0 2 0 2 0 1 0 0 0  5
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 x  0
○吉見 ●萩原(0-2)6、寺村3−古田
【評】横浜の2年目・吉見がヤクルト打線を4安打に抑え、プロ初完投、初完封で2勝目を飾った。横浜は二回1死満塁から吉見、石井琢の連打で2点を先制。中盤以降も着実に加点した。ヤクルトは反撃の糸口をつかめず、連勝は3でストップした。

5/28 神宮 10回戦(5勝5敗) 38,000人 2時間47分
巨 人 0 0 0 0 0 0 1 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 2 1 0 x  3
○ ホッジス7(5-2)、石井1、S高津(13)1−古田 ●工藤
【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトは六回、佐藤が四球の後、古田、ラミレスが連打。さらに岩村の四球で満塁とし、度会の遊ゴロでこの回2点。七回にも古田の中越え適時二塁打で1点を加えた。巨人はホッジスを打ちあぐみ、好投の工藤を援護できなかった。

5/29 神宮 11回戦(6勝5敗) 38,000人 2時間58分
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 2x  2
○藤井(4-1)9−古田 ●河原
【本】ラミレス9号A(河原) 【勝打】ラミレス
【評】1点を追うヤクルトは九回、ラミレスが巨人の抑え、河原から右中間にサヨナラ2ランを放って逆転勝利を飾った。両チーム無得点の九回、巨人は松井が藤井から右越えにソロ本塁打。最後は入来から河原につないだが、リードを守れなかった。河原は開幕以来17試合目で初の失点。

5/30 神宮 12回戦(7勝5敗) 38,000人 3時間23分
巨 人 0 2 0 1 3 0 1 0 0  7
ヤクルト 0 1 1 1 2 0 0 0 0  5
○趙成a ●石川(3-3)42/3、河端1ニューマン1/3、五十嵐亮2、萩原1−古田
【本】ラミレス10号@(武田)
【評】同点の五回、巨人は不振で先発を外れた江藤が代打で左越え2ラン。1点リードの七回には松井が五十嵐亮の速球をたたき、2試合連続となる12号ソロを放って混戦を制した。ヤクルトは五回まで巨人の先発・武田を攻めたが、2番手以降を攻略しきれなかった。

5/31 千葉マリン 9回戦(5勝4敗) 22,000人 2時間59分
阪 神 0 0 0 0 3 0 0 0 0  3
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
○ムーア ●坂元(1-2)6、寺村2、萩原1−古田
【盗】三木2(5)
【評】阪神はムーアの投打にわたる活躍で3連勝。五回2死満塁から右中間を破る走者一掃の先制三塁打を放ち、投げては8回を1点に抑えた。ヤクルトの坂元は6回を12奪三振と力投したが、打線の援護がなかった。

6/1 千葉マリン 10回戦(5勝5敗) 35,000人 3時間08分
阪 神 4 0 0 3 0 0 0 0 0  7
ヤクルト 3 0 0 0 0 0 0 0 0  3
○横田 ●前田(0-1)12/3、寺村12/3、ニューマン12/3、河端2、萩原1、五十嵐亮1−古田
【評】阪神が今季2度目の4連勝。一回に檜山の左前適時打と八木の左越え3ランで4点を先取。その裏に1点差にされたが、四回に敵失を絡めて3点を追加した。ロッテから移籍後初先発の横田はセ・リーグ初勝利。ヤクルトは2度目の3連敗。

6/2 千葉マリン 11回戦(6勝5敗) 35,000人 3時間09分
阪 神 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
ヤクルト 1 0 2 2 0 2 0 0 x  7
○ホッジス(6-2)8、石井1−古田、小野 ●安藤
【盗】三木(6)、佐藤(1)、古田(1) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが7試合ぶりの2けた安打で連敗を3で止めた。一回2死一、三塁から、古田の左犠飛で先制。その後も着実に加点し、差を広げた。ホッジスは要所を締め、8回を1失点。阪神の連勝は4でストップ。

6/6 横浜 8回戦(5勝3敗) 18,000人 3時間38分
ヤクルト 2 4 2 0 0 0 0 0 0  8
横 浜 0 3 0 1 0 2 0 0 x  6
坂元11/3、○ニューマン(2-3)32/3、河端1/3、石井22/3、S高津(14)1−古田 ●三浦
【本】佐藤2号A(三浦)岩村5号A(細見) 【盗】岩村(4) 【勝打】佐藤
【評】ヤクルトが2試合連続の2けた安打で打ち勝った。一回1死一塁から先制の左越え2ランを放った佐藤は、二回にも2点二塁打で計4打点。横浜の三浦は高めに球が浮き、4月17日に完封で2勝目を挙げたあと7連敗。

6/7 横浜 9回戦(6勝3敗) 15,000人 3時間分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 5 0 2  7
横 浜 0 0 0 0 0 2 0 0 x  2
○ホッジス(7-2)6、五十嵐亮2、寺村1−古田 ●吉見
【盗】志田(1) 【勝打】ラミレス
【評】2点を追うヤクルトは七回、打者10人の猛攻で逆転勝ちし3連勝。今季5度目の中4日登板のホッジスは7勝目。横浜は外国人野手3人を先発させ、緊急補強したヤングが六回に右越え先制2ランを放ったが、吉見がリードを保てなかった。

6/8 横浜 10回戦(6勝4敗) 25,000人 2時間42分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
横 浜 1 0 0 1 1 0 0 0 x  3
○杉本 ●石川(3-4)4、ニューマン3、石井1−古田
【評】横浜が杉本、斎藤の零封リレーで連敗を3で止めた。杉本は8回を4安打無失点。一回無死一、三塁から、ロドリゲスの一ゴロを度会が本塁へ悪送球する間に先制。ヤクルトは五回の守りでも度会の失策が失点に結びつき、3連勝でストップ。

6/12 東京ドーム 13回戦(7勝6敗) 55,000人 2時間58分
ヤクルト 0 0 1 1 0 2 2 0 0  6
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 1 x  1
○ホッジス(8-2)7、石井1、五十嵐亮1−古田 ●高橋尚
【盗】岩村(5)、三木(7) 【勝打】佐藤
【評】ヤクルトは好機を着実に生かして快勝。三回に佐藤、四回は三木の適時二塁打でリードし、六回にはスクイズと本盗で加点。ホッジスは変化球を散らして七回まで無得点に抑え、今季巨人戦4連勝。巨人は高橋由の本塁打で一矢を報いただけ。

6/13 東京ドーム 14回戦(7勝7敗) 55,000人 3時間54分
ヤクルト 0 0 0 0 0 4 1 0 0 0 0  5
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 2 3 0 3x  8
○前田 坂元71/3、五十嵐亮2/3、高津1、●石井12/3(3-1)−古田
【本】ラミレス11号B(入来)ペタジーニ13号@(条辺)
【評】巨人が終盤の本塁打攻勢でサヨナラ勝ち。八回1死まで坂元に無安打に抑えられていたが、元木、阿部の連続本塁打、九回には清水のソロ、代打・清原の2ランで同点。延長十一回に福井のサヨナラ3ランで決着をつけた。ヤクルトは高津の救援が誤算。

6/15 山形 11回戦(7勝4敗) 20,000人 2時間18分
横 浜 0 0 0 0 0 1 0 0 0  1
ヤクルト 0 2 0 0 0 0 0 0 x  2
○石川(4-4)6、ニューマン1、石井1、S高津(15)1−古田 ●ホルト
【本】岩村6号A(ホルト) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトが接戦を制した。二回2死一塁から岩村の6号右越え2ランで先制し、継投でリードを守りきった。石川は1カ月ぶりの4勝目。横浜は初先発のホルトが低めを丁寧に突く投球で完投したが、打線が援護できずに連勝は4で止まった。

6/16 福島 12回戦(7勝5敗) 20,000人 3時間06分
横 浜 1 0 0 0 0 1 0 1 1  4
ヤクルト 0 2 0 0 0 0 0 0 0  2
○竹下 ●藤井(4-2)71/3、五十嵐亮12/3−古田
【評】横浜は八回、石井琢の右越えソロで勝ち越し。九回には1死一、三塁から、金城の左犠飛で突き放した。ヤクルトは発熱の影響で中17日と間隔が開いた藤井を先発させたが、最後はスタミナ切れし、4位転落。

6/18 ナゴヤドーム 11回戦(8勝3敗) 32,000人 3時間16分
ヤクルト 0 0 1 0 0 2 1 0 0  4
中 日 0 2 0 0 1 0 0 0 0  3
ホッジス5、松田1/3、○河端(1-1)2/3、ニューマン1、石井1、S高津(16)1−古田 ●紀藤
【勝打】古田
【評】ヤクルトが逆転勝ちで中日に代わって3位浮上。同点の七回、古田の中前適時打で勝ち越し。最後は高津がリーグ最多の16セーブ目で締めた。中日は二回、谷繁の2点二塁打で先制したが、六回に立浪の失策で同点にされたのが痛かった。

6/19 ナゴヤドーム 12回戦(8勝4敗) 32,000人 2時間41分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
中 日 0 0 0 0 2 0 0 0 0  2
○バンチ ●坂元(1-3)6、萩原1、五十嵐亮1−古田
【評】中日が外国人選手の活躍でヤクルトから3位を奪回。五回にゴメスのソロとバンチの適時打で2点を先取。バンチは8回を1失点に抑え、ギャラードはリーグ最多タイの16セーブ。ヤクルトは坂元を援護できず、中日戦の連勝は3で止まった。

6/20 ナゴヤドーム 13回戦(9勝4敗) 32,000人 2時間28分
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 1  3
中 日 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
○石川(5-4)6、五十嵐亮2、S高津(17)1−古田 ●小笠原
【本】岩村7号@(山本昌) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが継投で逃げ切り、中日に代わって3位浮上。一回に古田の適時打で先制し、三回のペタジーニの犠飛、九回の岩村のソロで加点。石川が6回を4安打無失点に抑え、高津はリーグ最多の17セーブ目。中日は6カードぶりの負け越し。

6/22 甲子園 12回戦(7勝5敗) 45,000人 3時間15分
ヤクルト 0 4 0 0 0 2 2 0 1  9
阪 神 0 0 0 1 0 0 0 3 0  5
○藤井(5-2)7、寺村1/3、ニューマン12/3−古田 ●ムーア
【本】ラミレス12号A13号A(ムーア)佐藤3号A(伊藤) 【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトが貯金を今季最多の6とし、単独2位に浮上。二、六回にラミレス、七回に佐藤と計3本の2ランが効果的だった。阪神は八回の3本塁打がすべてソロ。一回1死一、三塁の先制機を逃したのも痛く、今季初の5連敗で3位転落。

6/23 甲子園 13回戦(8勝5敗) 43,000人 3時間24分
ヤクルト 2 0 0 0 1 1 0 0 0  4
阪 神 0 0 1 1 0 0 0 1 0  3
○ホッジス(9-2)6、五十嵐亮12/3、石井1/3、S高津(18)1−古田 ●藪
【本】ペタジーニ14号A15号@(藪) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトは五回、真中の適時二塁打で勝ち越し。六回にペタジーニがこの日2本目の15号ソロを放ち、突き放した。終盤の反撃を継投でかわし、ホッジスは6連勝でハーラー単独トップの9勝目。阪神は10残塁が響き、今季初の6連敗。

6/28 神宮 15回戦(7勝8敗) 43,000人 3時間06分
巨 人 4 0 0 0 0 0 0 0 0  4
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 1 1  3
○高橋尚 ●藤井(5-3)7、萩原1/3、松田1/3、河端1、ニューマン1/3−古田
【本】ペタジーニ16号@(高橋尚)17号@(趙a哲)岩村8号@(河原)
【評】巨人は一回、清水と二岡の連続二塁打、清原の中前打、仁志の左中間三塁打などで4点を先制。このリードを継投で辛うじて守り切った。ヤクルトは打線のつながりが悪く、得点は本塁打だけ。首位・巨人とのゲーム差は3に開いた。

6/29 神宮 16回戦(8勝8敗) 45,000人 3時間40分
巨 人 0 2 0 0 4 0 0 0 0  6
ヤクルト 0 2 0 0 0 4 0 3 x  9
ホッジス5、寺村1、ニューマン1、○五十嵐亮1(6-1)、S高津(19)1−古田 ●條辺
【勝打】古田
【評】同点の五回、巨人は松井の右越え3ランなどで4点リード。しかし、ヤクルトは六回、敵失や佐藤の左前適時打で同点。八回には2死満塁から古田の中前2点適時打で試合を決めた。巨人は中継ぎが安定せず、勝てる試合を落とした。

7/2 神宮 14回戦(8勝6敗) 32,000人 2時間47分
阪 神 1 0 0 0 0 0 0 1 0  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○井川 ●坂元(1-4)6、河端1、ニューマン2−古田
【評】阪神の井川が今季4度目の完封勝利。押し出しと、アリアスの左犠飛で得た計2点を守り切った。星野監督は監督通算800勝。坂元は中12日と間隔が開いたため立ち上がりに力みがみられ、一回2死三塁から3連続四死球で失点した。

7/3 神宮 15回戦(8勝7敗) 34,000人 2時間46分
阪 神 0 2 0 0 1 4 0 0 1  8
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0  1
○藪 ●石川(5-5)50/3、寺村2、松田1、石井1−古田、小野
【本】宮本4号@(藪)
【評】阪神が3連勝。薮は5月15日の横浜戦で勝って以来、49日ぶりの白星を挙げた。1点を先制された後、二回1死一、二塁から矢野が逆転の右中間三塁打を放った。その後も、敵の守りのミスに乗じて大量点。ヤクルトは40日ぶりに稲葉が先発に復帰したが、無安打だった。

7/4 神宮 16回戦(9勝7敗) 36,000人 2時間50分
阪 神 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 0 0 0 0 0 2 0 0 x  2
○ホッジス(10-2)61/3、五十嵐亮12/3、S高津(20)1−古田 ●川尻
【本】ペタジーニ18号A(川尻) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトは六回無死一塁から、ペタジーニの右越え2ランで先制し、零封リレーで逃げ切った。阪神は2軍で7勝を挙げた川尻が今季初先発し、粘り強い投球を見せたが、ペタジーニへの失投に泣いた。阪神の連勝は3でストップ。

7/5 神宮 10回戦(3勝7敗) 12,000人 3時間01分
ヤクルト 0 2 2 0 1 0 0 0 0  5
広 島 2 0 0 2 1 0 1 0 x  6
○高橋 藤井5、●河端(1-2)2、ニューマン1−古田
【本】岩村9号A(高橋)
【評】広島が打撃戦を制し、勝率で阪神を抜き3位に浮上した。同点の七回、広島は2死から緒方の11号ソロで決勝点を挙げた。ヤクルトは先発・藤井が要所で球が高く浮き、痛打を浴びた。五回に1点を挙げ、なお2死満塁の好機を逃したのも響いた。

7/6 神宮 11回戦(4勝7敗) 15,000人 3時間12分
ヤクルト 4 0 1 2 1 4 3 0 2  17
広 島 3 0 0 0 0 0 0 0 0  3
萩原2、○鎌田(1-0)3、ニューマン2、松田1、寺村1−古田、小野 ●鶴田
【本】ラミレス14号C(鶴田)15号B(ベルトラン)ペタジーニ19号@(鶴田)20号A(林)稲葉2号A(広池)岩村10号@(ベルトラン) 【勝打】ラミレス
【評】ヤクルト打線が爆発。17得点、22安打、6本塁打は、すべて今季最多だった。五回にはスクイズで得点するなど小技も効かせた。2番手・鎌田は今季初登板で勝利投手。広島は繰り出した5投手全員が、制球力、球威とも不足していた。

7/7 神宮 12回戦(4勝8敗) 12,000人 2時間45分
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
広 島 2 0 2 0 0 0 0 0 0  4
○長谷川 ●坂元(1-5)4、石川22/3、五十嵐亮1/3、石井1−小野
【評】広島の投打の主力が活躍。一回に緒方の12号2ランで先制すると、三回には金本が11号2ラン。長谷川は尻上がりに調子を上げ、完投で7勝目を挙げた。ヤクルト先発・坂元は序盤、直球が高く浮いたところを狙い打たれた。

7/9 神宮 13回戦(8勝5敗) 15,000人 3時間04分
ヤクルト 0 2 0 1 1 0 0 2 0  6
横 浜 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
○ホッジス(11-2)5、ニューマン1、石井2/3、五十嵐亮11/3、山本1−古田 ●ホルト
【本】古田3号A(ホルト)
【評】ヤクルトのホッジスが8連勝で、両リーグ単独トップの11勝目を挙げた。ヤクルトは二回無死一塁から古田の中越え2ランで先制し、その後も小刻みに加点。早めの継投で、リードを守りきった。横浜はホルトの制球が安定しなかった。

7/12 サンヨーオールスターゲーム第1戦 東京ドーム 40,346人 2時間42分

全 セ 0 0 0 1 0 0 1 2 0  4
全 パ 0 0 1 0 0 0 0 0 0  1
【セ】井川3、三浦2、○ムーア2、五十嵐亮1、S河原1−矢野、谷繁、古田
【パ】三井3、小林宏2、岡本2/3、吉田2/3、●山口2/3、ペドラザ1、森1−伊東、日高、的山
【本】アリアス(神)片岡(神)
【最優秀選手】アリアス(神) 【優秀選手】片岡(神)ムーア(神)三浦(横)三井(西)

7/13 サンヨーオールスターゲーム第2戦 松山 27,063人 2時間19分
全 パ 2 2 0 0 0 0 0 0 0  4
全 セ 0 0 0 1 0 0 1 0 0  2
【パ】○パウエル2、若田部2、金田2、隼人2、豊田1−的山、日高、伊東
【セ】ホッジス2、川上2、上原2、小山田1、岡島1、石井1−古田、矢野、谷繁
【本】新井(広) 【盗】
【最優秀選手】的山(近) 【優秀選手】パウエル(近)豊田(西)新井(広)松井(巨)

7/16 神宮 12回戦(9勝5敗) 16,000人 2時間34分
中 日 0 0 0 2 1 0 0 0 0  3
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○朝倉 ●藤井(5-4)5、ニューマン2、河端1/3、山本2/3、鎌田1−古田
【評】中日の朝倉が味方のエラーで足を引っ張られながらも、力でねじ伏せてプロ初完封。5月19日以来の6勝目で、自身の連敗を5で止めた。打線は四回1死一塁から山崎武の左越え2号2ランで先制、援護した。ヤクルト打線はつながりに欠けた。

7/17 神宮 13回戦(9勝6敗) 14,000人 3時間24分
中 日 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
○バンチ ●坂元(1-6)7、石井1、五十嵐亮1−古田
【評】中日が零封リレーで逃げ切った。二回、立浪、山崎武、蔵本の3連続長短打で1点を先取。バンチは7回7安打3四死球と不安定だったが、相手の拙攻にも助けられて要所を締めた。ヤクルトは19回連続無得点。

7/18 神宮 14回戦(9勝7敗) 14,000人 3時間19分
中 日 0 0 2 0 1 0 2 1 0  6
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 0 3 0  5
○小山 ●ホッジス(11-3)61/3、山本2/3、寺村1、ニューマン2/3、五十嵐亮1/3−古田
【本】ペタジーニ21号A(小笠原)22号B(岩瀬)
【評】中日が3連勝。2点を追う三回に井端、大西の連続適時打で同点とし、五回無死三塁から関川の中犠飛で勝ち越した。ヤクルトはペタジーニが一回に先制2ラン、八回は反撃の3ランと2発を放ったが、競り負けて3連敗。制球が乱れたホッジスは、連勝が8でストップ。

7/19 札幌ドーム 13回戦(5勝8敗) 15,000人 2時間41分
広 島 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 3 0 0 0 0 0 0 1 x  4
○石川(6-5)6、石井2、S高津(21)−古田
【本】ペタジーニ23号B(高橋) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトは後半戦初白星で4連敗を免れ2位に復帰。一回1死一、二塁にペタジーニが前日から2打席連続となる左中間3ラン。石川は六回までに8長短打を許しながらも最少失点で切り抜け6勝目。広島は新井の犠飛のみに終わった。

7/20 札幌ドーム 14回戦(5勝8敗1分) 22,000人 3時間59分
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
鎌田6、ニューマン2、五十嵐亮2、石井1、高津1−古田
【評】ヤクルト・高津、広島・小山田とリリーフエースを投入して譲らず、延長十二回、無得点のまま引き分けた。広島は八回、無死三塁の好機を作ったが後続が凡退して無得点。ヤクルトも十一回2死一、二塁の好機を逸した。

7/21 札幌ドーム 15回戦(6勝8敗1分) 22,000人 3時間03分
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
ヤクルト 0 1 3 0 1 0 0 1 x  6
○藤井(6-4)7、河端1、山本1−古田 ●
【本】岩村11号@ 【盗】稲葉(2) 【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトが快勝した。二回にペタジーニの二塁打を足場に先制すると、三回はペタジーニの犠飛、ラミレスと岩村の連続適時打で加点。藤井は速球に威力があり1カ月ぶりの6勝目。広島は連続イニング無得点を27で止めるのがやっとだった。

7/23 平塚 14回戦(9勝5敗) 18,000人 2時間58分
ヤクルト 0 1 1 0 0 4 1 0 0  7
横 浜 0 0 0 0 0 0 2 1 0  3
○ホッジス(12-3)7、河端1、石井1−古田 ●バワーズ
【本】岩村12号@(バワーズ) 【盗】宮本(5) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトが1引き分けを挟んで3連勝。ホッジスはリーグ単独トップの12勝目を挙げた。二回に岩村の左翼ポール直撃のソロで先制したあと、着実に加点した打線の援護にも助けられた。横浜は終盤追い上げたが、失策絡みの失点が響いた。

7/24 横浜 15回戦(9勝6敗) 14,000人 3時間30分
ヤクルト 0 0 0 0 2 0 2 0 0  4
横 浜 5 0 0 0 0 0 0 0 x  5
○グスマン ●坂元(1-7)3、松田2、ニューマン2、山本1−古田
【評】横浜は一回無死一塁から種田の右翼線二塁打で先制。続く鈴木尚が右越え2ランを放つなど計5点を奪い、継投でヤクルト打線の反撃をかわした。2軍から昇格して即先発のグスマンはスタミナに不安を残しながらも初勝利。ヤクルトの連勝は3で止まった。

7/25 横浜 16回戦(9勝7敗) 15,000人 3時間19分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
横 浜 1 0 0 0 2 0 1 0 x  4
○吉見 ●鎌田(1-1)5、松田1、山本1、寺村1−小野
【本】ペタジーニ24号@(吉見)
【評】横浜は一回に3連打で1点を先制し、五回2死満塁からは暴投と捕手の本塁への悪送球で2点を挙げて主導権を握った。吉見は緩い変化球と直球で緩急を駆使し、8回1失点の好投で6勝目。ヤクルトは打線がつながらず2連敗。

7/26 神宮 17回戦(8勝9敗) 45,000人 3時間34分
巨 人 1 0 2 0 0 1 0 5 2  11
ヤクルト 0 1 1 0 0 0 0 0 0  2
○工藤 ●石川(6-6)6、松田2/3、河端1/3、ニューマン0/3、寺村1/3、山本12/3−古田、小野
【本】ペタジーニ25号@(工藤) 【盗】城石(1)
【評】巨人が終盤の集中打で圧勝。2点リードの八回、ヤクルト投手陣の制球難に乗じて3四球で1死満塁とし、清水の右前打、二岡の左犠飛、高橋由の13号3ランで一挙5点。九回にも江藤の10号ソロでダメを押した。工藤は6勝目。

7/27 神宮 18回戦(8勝10敗) 45,000人 3時間04分
巨 人 0 3 0 2 1 0 0 0 0  6
ヤクルト 0 0 0 0 0 2 0 0 0  2
○上原 ●藤井(6-5)5、花田1、石井1、河端1、五十嵐亮1−古田
【評】巨人が松井の2本塁打などでヤクルト・藤井を攻略した。二回に松井の3試合連続となる22号ソロを含む4安打で3点を先制し、四回には福井が4号2ラン。五回には再び松井の右越えソロでリードを広げた。上原は今季5度目の完投でリーグトップタイの12勝目。ヤクルトは4連敗。

7/28 神宮 19回戦(8勝11敗) 45,000人 2時間56分
巨 人 0 0 2 1 0 0 0 0 1  4
ヤクルト 0 0 0 0 0 3 0 0 0  3
○河本 ホッジス7、●石井(3-2)2−古田
【本】ペタジーニ26号@(真田)岩村13号A(真田)
【評】巨人が松井の決勝24号で3連勝。同点の九回、ヤクルトの2番手・石井の速球を左翼席に運び、4試合連続の本塁打で試合を決めた。ヤクルトは六回、ペタジーニのソロと岩村の同点2ランで真田を攻略。七回にも無死二塁の好機を迎えたが後続が凡退し、5連敗。

7/30 神宮 16回戦(6勝9敗1分) 20,000人 2時間51分
広 島 0 0 3 0 0 0 0 0 1  4
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
○黒田 ●坂元(1-8)5、ニューマン2、松田1、河端1−古田
【本】ペタジーニ27号@(黒田)
【評】広島は三回、西山の左越え1号ソロと緒方の2点適時打で3点を先取した。九回には前田の右越えソロでダメ押し。先発の黒田はペタジーニのソロ本塁打で完封は逃したが、威力のある速球で相手をねじ伏せた。ヤクルトは昨年9月以来の6連敗で、貯金がなくなった。

7/31 神宮 17回戦(7勝9敗1分) 20,000人 2時間45分
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 2  2
ヤクルト 0 0 0 2 1 0 0 0 x  3
○鎌田(2-1)6、五十嵐亮2、S高津(22)1−古田 ●河内
【本】度会1号@(河内)岩村14号@(河内)志田1号@(河内) 【勝打】度会
【評】ヤクルトが連敗を6で止めた。4回、度会の今季初アーチで先制すると、岩村にも14号が出て、この回2点を奪った。5回にも志田のプロ初アーチで1点を追加。先発の鎌田は、6回を4安打無失点に抑えて2勝目を挙げた。広島は9回に抑えの高津を攻め、金本の適時二塁打などで1点差まで追い上げたが、及ばなかった。

8/1 神宮 18回戦(9勝7敗2分) 18,000人 4時間20分
広 島 0 0 4 0 0 1 0 1 0 0 0 0  0
ヤクルト 0 0 0 0 0 3 2 1 0 0 0 0  0
石川6、河端1、ニューマン1/3、五十嵐亮2/3、石井3、高津1−古田
【本】古田4号B(小林)
【評】七回は稲葉の左前適時打、八回はスクイズと、2度にわたって同点に追いついたヤクルトが、引き分けに持ち込んだ。広島は三回に4連続長短打で4点を先取するなど、最大5点リードしながら、継投に失敗した。

8/2 甲子園 17回戦(10勝7敗) 33,000人 3時間02分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 0 0  2
阪 神 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
○藤井(7-5)61/3、五十嵐亮12/3、石井1/3、S高津(23)2/3−古田 ●ムーア
【本】古田5号A(ムーア) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが逆転勝ちし、阪神を勝率で抜いて2位に浮上した。1点を追う七回、古田が左中間へ逆転の5号2ラン。七回途中から万全の継投策で逃げ切った。阪神は中1日で先発のムーアが力投したが、古田への1球の失投に泣いた。

8/3 甲子園 18回戦(10勝8敗) 45,000人 3時間41分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0  2
阪 神 0 0 0 0 1 0 1 0 0 1x  3
○バルデス ホッジス、河端、ニューマン1/3、●松田1−古田
【盗】古田(2)代田(4)古田5号A(ムーア)
【評】阪神が今季7回目のサヨナラ勝ちで再び2位浮上。延長十回、1死から高波が捕手・古田の失策で出塁し、浜中が右中間を抜く決勝三塁打を放った。阪神は3得点すべてが敵失がらみと幸運な勝利だった。ヤクルトは守りの乱れで自滅した。

8/4 甲子園 19回戦(11勝8敗) 43,000人 4時間45分
ヤクルト 0 0 4 0 1 0 0 0 0 0 0 3  8
阪 神 0 0 3 0 1 1 0 0 0 0 0 2  7
坂元5、石井2、五十嵐亮3、○河端(2-2)1、S高津(24)1−古田、小野 ●金澤
【本】稲葉3号@(伊達)小野2号B(金澤) 【勝打】小野
【評】ヤクルトが乱戦を制し、再び勝率差で2位に浮上。延長十二回、小野がバックスクリーンへ決勝2号3ランを打ち込んだ。阪神は先発・井川が3回KOと大乱調。打線が粘って延長戦に持ち込み、勝ち越された十二回裏も関本の2点本塁打で1点差に迫ったが、粘りもそこまでだった。

8/6 ナゴヤドーム 17回戦(10勝7敗) 34,000人 4時間46分
ヤクルト 0 1 0 3 1 0 0 0 0 0 1  6
中 日 1 0 0 0 1 1 1 0 1 0 0  5
鎌田42/3、河端11/3、石井2、高津1、○五十嵐亮(7-1)2−小野 ●山本昌
【本】ラミレス16号@(小笠原)17号@(山本昌)岩村15号A(小笠原)小野3号@(小笠原) 【勝打】ラミレス
【評】4本塁打のヤクルトが2試合連続で延長戦を制した。十一回、ラミレスのこの日2本目のソロで勝ち越し。十回から救援した五十嵐亮が最後を締めた。中日は4点差を追い付いたが、好機でたたみかけられず、3連敗。

8/7 ナゴヤドーム 18回戦(11勝7敗) 34,000人 3時間10分
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 3 1 0  5
中 日 0 0 0 0 0 1 0 0 1  2
○石川(7-6)80/3、S五十嵐亮(2)−小野 ●バルガス
【本】稲葉4号@(バルガス)岩村16号B(バルガス) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトが3連勝。同点の七回、岩村の2試合連続の3ランで勝ち越した。先発・石川は要所を締め、九回途中まで2失点の7勝目。中日は再三の好機に適時打が出ず4連敗。借金は今季最多の7と膨らんだ。

8/8 ナゴヤドーム 19回戦(11勝8敗) 34,000人 3時間59分
ヤクルト 0 1 0 0 0 2 0 0 0 0  3
中 日 0 0 2 1 0 0 0 0 0 1x  4
○遠藤 藤井6、石井2、河端1、●松田(0-2)0/3、花田1/3−小野、米野
【本】ラミレス18号@19号A(川上)
【評】中日が延長戦を制し、連敗を4で止めた。十回1死満塁から大西の右前打でサヨナラ勝ち。七回以降を無失点に抑えた落合、岩瀬、遠藤の好救援も光った。ヤクルトはラミレスが2本塁打、3打点と気を吐いたが、連勝は3でストップ。

8/9 神宮 17回戦(10勝7敗) 20,000人 3時間49分
横 浜 1 0 4 0 0 2 0 0 1  8
ヤクルト 0 5 1 0 1 1 0 0 1x  9
坂元20/3、前田4、河端1、石井1、○五十嵐亮(8-1)1−古田 ●竹下
【本】ペタジーニ28号@(森中)宮本5号@(細見) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトは九回無死満塁から、岩村が竹下から右前に適時打を放ち、サヨナラ勝ちでシーソーゲームに決着をつけた。横浜は六回に代打・多村の2ランで同点。九回にも1死一、三塁から、小川の右前適時打で追いついたが及ばなかった。

8/10 神宮 18回戦(11勝7敗) 22,000人 3時間00分
横 浜 0 0 2 3 0 0 0 1 1  7
ヤクルト 0 1 4 3 0 0 1 0 x  9
ニューマン32/3、○花田(1-0)31/3、松田2/3、S五十嵐亮(3)11/3−古田 ●杉本
【本】ペタジーニ29号@(後藤)佐藤4号A(後藤)稲葉5号A(後藤) 【勝打】花田
【評】ヤクルトが3年目の右腕・花田の投打にわたる活躍で乱打戦を制した。花田は四回無死二、三塁のプロ初打席で初安打初打点となる決勝三塁打を放ち、2番手として3回3分の1を完全に抑えてプロ初勝利を挙げた。横浜は連敗。

8/11 神宮 19回戦(12勝7敗) 22,000人 2時間41分
横 浜 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 0 2 x  1
○鎌田(3-1)8、S石井(1)1−米野 ●吉見
【本】米野1号@(吉見)ペタジーニ30号@(吉見)ラミレス20号@(吉見) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトが3連勝。八回、ペタジーニの3試合連続となる30号中越えソロで勝ち越し。ラミレスも左越えにソロを放ち、鎌田の好投に報いた。横浜の吉見は緩い球を効果的に使っていたが、八回は切れが鈍ったスクリューを痛打された。

8/13 東京ドーム 20回戦(12勝8敗) 55,000人 3時間27分
ヤクルト 0 0 0 2 1 0 0 0 1  4
巨 人 2 0 0 0 4 2 1 2 x  11
○桑田 ●ホッジス(12-4)5、前田1、花田1、ニューマン1−古田、米野
【本】岩村17号A(桑田)
【評】巨人が4本塁打を含む16安打でヤクルトに大勝して4連勝。五回2死二、三塁から、斉藤の右越え二塁打で逆転し、続く江藤も2ランを放つなど、着実に点差を広げた。ヤクルトはホッジスが五回のピンチをしのげなかったのが誤算だった。

8/14 東京ドーム 21回戦(12勝9敗) 55,000人 3時間28分
ヤクルト 0 0 0 0 0 2 1 0 7  10
巨 人 0 0 0 2 0 1 0 0 4  7
石川6、河端1、○石井(4-2)1、五十嵐亮1−古田 ●条辺
【本】ラミレス21号A(高橋尚)古田6号@(条辺) 【勝打】古田
【評】同点の九回、ヤクルトは古田の決勝6号ソロを含む打者12人の猛攻で一挙7点を挙げ、試合を決めた。巨人に先行される展開ながら、ヤクルトは六回にはラミレスの2ラン、七回にも稲葉の中前適時打で同点に。巨人は四回の松井の31号2ランで主導権を握ったが、最後は中継ぎ陣が崩れた。優勝マジックは34のまま。

8/15 東京ドーム 22回戦(13勝9敗) 55,000人 2時間53分
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 0 0 0  2
巨 人 2 0 0 0 0 0 0 0 1x  3
○岡島 ●藤井(7-6)81/3−古田
【本】ペタジーニ31号A(入来)
【評】巨人は九回、阿部が右越えソロを放ち、今季6度目のサヨナラ勝ち。優勝へのマジックを32に減らした。一回にペタジーニに先制2ランを許したが、すかさず松井の2ランで追いつき、入来、岡島の継投でヤクルトの追加点を阻んだ。ヤクルトは五、六回の勝ち越し機をつぶし、好投の藤井を援護できなかった。

8/16 神宮 20回戦(12勝8敗) 45,000人 2時間38分
阪 神 0 0 0 0 0 1 0 0 0  1
ヤクルト 0 1 0 4 1 0 0 0 x  6
○山部(2-2)6、河端2、花田1−古田 ●藤田
【本】ペタジーニ32号@33号B(藤田) 【勝打】ペタジーニ
【評】主砲の2打席連発でヤクルトが快勝した。ペタジーニは二回に先制の中越えソロ、四回には右越え3ランを放った。先発の山部は4月以来の2勝目。阪神は復帰したアリアスが六回にソロを放ったが、得点はこの1点のみに終わった。

8/17 神宮 21回戦(13勝8敗) 45,000人 3時間54分
阪 神 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  8
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1x  9
鎌田7、石井2、五十嵐亮1、○河端(3-2)1−古田、米野 ●金澤
【勝打】米野
【評】ヤクルトが延長十一回2死満塁から、米野の中前適時打でサヨナラ勝ちした。2点を追う七回、古田、土橋の連続適時打で追いついた粘りが生きた。阪神は先発した藤川に効果的な援護ができず、開幕白星以降、初めて貯金が無くなった。

8/20 神宮 20回戦(12勝8敗) 14,000人 2時間44分
中 日 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 5 x  6
○ホッジス(13-4)8、石井1−米野 ●川上
【本】度会2号B(遠藤) 【勝打】古田
【評】同点で迎えた八回、ヤクルトは無死満塁から、左太もも裏を痛めて先発を外れていた代打・古田の左翼線二塁打で2点を勝ち越し。さらに度会がダメ押しの3ランを放った。ホッジスに7月23日以来の13勝目。中日は打線のつながりに欠けた。

8/21 神宮 21回戦(12勝8敗1分) 14,000人 4時間05分
中 日 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0  2
石川7、五十嵐亮2、河端1/3、石井12/3、高津1−米野
【評】延長十二回引き分けとなった。中日は一回に敵失絡みで2点を先取したが、ヤクルトは七回2死一、二塁から代打・古田の2点二塁打で追いついた。中日の朝倉は完封ペースだったが、七回1死で岩村の投手強襲安打を右太ももに受けてから、調子を崩した。

8/22 神宮 22回戦(13勝8敗1分) 14,000人 3時間01分
中 日 1 0 0 0 0 1 0 0 0  1
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 0 0 x  2
○藤井(8-6)81/3、S高津(25)2/3−米野 ●山井
【勝打】城石
【評】ヤクルトが引き分けを挟み、今季2度目の4連勝。一回に中日に先手を許したが、その裏、ペタジーニ、城石の適時打で逆転した。先発の藤井はしり上がりに調子を上げ、後半は制球に安定感が戻った。中日は打線が決定力に欠けた。

8/23 広島 19回戦(8勝9敗2分) 14,000人 3時間46分
ヤクルト 4 3 0 0 0 2 0 0 0  9
広 島 0 0 0 1 0 2 0 1 0  4
○山部(3-2)6、花田2、ニューマン1−古田 ●河内
【本】ペタジーニ34号B(苫米地)
【評】ヤクルトが序盤で圧倒し、4試合連続の2けた安打で昨年8月以来の5連勝。一回、ラミレス、岩村の連続短長打で4点先取。二回はペタジーニの3ランで突き放した。広島は金本、新井の本塁打などで追い上げたが、大量失点が響いた。

8/24 広島 20回戦(9勝9敗2分) 18,000人 3時間32分
ヤクルト 0 3 3 1 4 0 0 0 0  11
広 島 0 3 2 0 0 0 1 0 0  5
鎌田3、○前田2、河端2、五十嵐亮1、松田1−古田 ●鶴田
【本】古田7号B(鶴田) 【勝打】古田
【評】ヤクルトが昨年8月以来の6連勝。同点の三回、ペタジーニとラミレスの連続短長打と城石の中犠飛で3点を勝ち越し。その後も稲葉の3打点の活躍で突き放した。広島は酒井、河野の中継ぎ陣が振るわず、本拠地で7連敗。

8/25 広島 21回戦(9勝9敗2分) 11,000人 3時間07分
ヤクルト 4 1 2 0 0 0 2 0 0  9
広 島 1 0 0 0 0 2 0 0 0  3
○ホッジス(14-4)51/3、五十嵐亮12/3、石井1、花田1−古田 ●黒田
【本】城石3号A(黒田)岩村18号A(苫米地) 【盗】代田(4) 【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトが先発全員、6試合連続となる2けた安打で、昨年9月1日以来の7連勝。一回、ラミレスからの3連続適時打で4点先制。二回にラミレスの右犠飛、三回は城石の2ランで黒田を退けた。広島は今月3回目の同一カード3連敗で、今季ワーストタイの借金7。

8/27 神宮 20回戦(13勝7敗) 14,000人 2時間47分
横 浜 0 0 0 0 0 0 2 0 0  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 4 x  5
○石川(8-6)8、S高津(26)1−古田 ●バワーズ
【盗】宮本(6) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトが引き分けを挟み、昨秋以来の8連勝。1点を追う八回無死一塁からラミレス、岩村の連続適時二塁打で逆転した。ルーキーの石川は8勝目。横浜は七回に種田がチーム初安打となる2点本塁打で一度は逆転したが、リードを守れずに今季初の借金30。

8/28 神宮 21回戦(14勝7敗) 14,000人 3時間10分
横 浜 0 0 0 0 0 1 0 0 0  1
ヤクルト 1 0 0 0 4 0 1 0 x  5
○藤井(9-6)7、五十嵐亮1、河端1−−米野 ●谷口
【本】ペタジーニ35号B(谷口) 【勝打】稲葉
【評】ヤクルトが5年ぶりの9連勝、本拠地・神宮では連勝を10に伸ばした。一回1死満塁からラミレスの右犠飛で先制し、五回には稲葉の中前適時打とペタジーニの左越え3ランでリードを広げた。藤井は緩急が冴えた。横浜は今季4度目の5連敗。

8/29 神宮 22回戦(15勝7敗) 16,000人 3時間31分
横 浜 0 0 1 1 0 0 0 0 0  2
ヤクルト 1 0 2 0 0 1 2 0 x  6
○山部(4-2)52/3、花田1/3、河端2、石井1−米野 ●吉見
【本】ペタジーニ36号A(吉見) 【盗】稲葉(3) 【勝打】ペタジーニ
【評】ヤクルトが5年ぶりの10連勝を果たした。本拠地・神宮では球団新記録の11連勝。三回無死三塁からペタジーニの左越え2ランで勝ち越し。継投で守りきった。横浜は今季2度目の6連敗で、このカードの負け越しも決まった。

8/30 甲子園 22回戦(14勝8敗) 24,000人 4時間27分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 1  5
阪 神 0 0 0 0 3 0 1 0 0 0 0  4
鎌田5、松田1、五十嵐亮1、○石井(5-2)3、S高津(27)1−米野、小野 ●バルデス
【勝打】宮本
【評】ヤクルトが93年10月以来の11連勝。延長十一回、2死から連打で一、三塁とし、宮本が左前へ決勝適時打を放った。4番手・石井の好投も勝因。阪神は好投の先発・藤川が七回に突如崩れ、最後は切り札・バルデスが打ち込まれて5連敗。

8/31 甲子園 23回戦(14勝9敗) 43,000人 2時間50分
ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1
阪 神 3 0 0 0 0 1 0 0 0  4
○川尻 ●ホッジス(14-5)7、花田1−米野、小野
【本】岩村19号@(川尻)
【評】阪神・川尻が一昨年8月以来の完投勝利でチームの連敗を5で止めた。緩急を巧みに使い、奪った三振は10。ヤクルト打線のタイミングを外した。打線も初回、集中打で援護した。ヤクルトは岩村以外の打線が沈黙し、連勝は11でストップ。

9/1 甲子園 24回戦(14勝10敗) 32,000人 2時間33分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
阪 神 0 1 0 1 0 1 0 0 x  3
○ムーア ●石川(8-7)52/3、河端1/3、五十嵐亮2−小野
【評】阪神・ムーアが今季2度目の完封で、阪神の外国人投手として13年ぶりの10勝目。制球は安定感を欠いたが、丁寧な投球で要所を抑えた。ヤクルトは、ペタジーニが死球の影響で途中退場するなど打線が元気を欠き、約1カ月ぶりの連敗。

9/4 大阪ドーム 23回戦(9勝14敗) 48,000人 3時間00分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
巨 人 0 1 0 2 0 0 0 0 x  3
○桑田 ●藤井(9-7)5、河端1/3、石井12/3、五十嵐亮1−古田
【本】土橋1号@(桑田)
【評】巨人は松井の先制41号ソロなどで、優勝マジック18を再点灯させた。桑田は緩急自在、コーナーを存分に使い、99年5月以来の完投勝ち。ヤクルトは九回、途中出場の土橋の1号ソロでようやく零封を逃れた。藤井は要所で制球が甘くなった。

9/5 大阪ドーム 24回戦(10勝14敗) 48,000人 3時間49分
ヤクルト 0 0 0 0 3 0 1 0 0  4
巨 人 0 1 2 0 0 0 0 0 0  3
○ホッジス(15-5)6、石井2、S高津(28)−古田 ●河本
【勝打】ラミレス
【評】ヤクルトは七回、1死からペタジーニが中越え二塁打。続くラミレスの右前適時打で勝ち越すと、巨人の反撃を万全の継投でかわし、連敗を3で止めた。巨人は序盤にヤクルト・ホッジスを崩せなかったのが響き、優勝マジックは18のまま。

9/7 神宮 23回戦(13勝9敗1分) 22,000人 2時間58分
中 日 2 4 0 0 0 0 0 1 2  9
ヤクルト 0 0 2 0 0 0 0 0 0  2
○朝倉 ●鎌田(3-2)11/3、前田12/3、松田2、ニューマン1、山部1、花田2−古田
【評】中日の朝倉が投打に活躍した。150キロを超える速球で詰まらせて内野ゴロの山を築き、打席では二回に適時二塁打を放った。一回の立浪の左越え2ランなど早めの援護も効いた。ヤクルトの本拠地・神宮での連勝は11で止まった。

9/8 神宮 24回戦(14勝9敗1分) 18,000人 2時間35分
中 日 0 0 0 0 0 0 1 0 0  1
ヤクルト 0 2 0 3 0 0 0 4 x  9
○石川(9-7)9−古田 ●野口
【本】岩村20号A(野口) 【勝打】岩村
【評】ヤクルトの石川が無四球でプロ初完投。打線は二回1死一塁から岩村の左越え2ランで先制し、その後も着実に加点した。中日は左ひじ痛で今季初登板の野口が制球難からKOされ、七回に福留のランニング本塁打で1点を返すのがやっとだった。

9/10 神宮 25回戦(15勝10敗) 22,000人 2時間49分
阪 神 0 0 0 0 0 0 1 0 1  2
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 0 2x  3
藤井、○石井(6-2)−古田 ●井川
【勝打】飯田
【評】ヤクルトが逆転サヨナラ勝ち。1点を追う九回に稲葉の中犠飛で追いつき、なお2死一、三塁から飯田が左前へ適時打を放った。阪神は九回に片岡の中前適時打で一度は勝ち越したが、井川が7月30日以来の白星を目前に崩れた。

9/11 神宮 26回戦(15勝11敗) 24,000人 2時間43分
阪 神 0 0 0 0 0 0 0 0 3  4
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 2  3
○藤川 ●ホッジス(15-6)81/3、河端2/3−古田
【盗】古田
【評】同点で迎えた九回、阪神は1死一塁から、アリアスの左越え2ランで勝ち越し。藤川は8回を真中の先頭打者本塁打のみの1安打に抑え、プロ初勝利を飾った。ヤクルトのホッジスには援護がなく、九回に力尽きた。

9/12 神宮 27回戦(16勝11敗) 14,000人 3時間04分
阪 神 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 0 0 0 0 2 0 0 x  2
○坂元(2-8)61/3、石井弘12/3、S高津(29)1−古田 ●藤田
【本】ペタジーニ37号A(藤田)
【評】1点を先行されたヤクルトは6回、ペタジーニの2ランで逆転。高津がプロ2人目となる250SPで締めた。阪神は7回の好機を逸し、今季初の5位へ転落。

9/13 横浜 23回戦(15勝8敗) 13,000人 3時間05分
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 2  4
横 浜 2 2 1 1 1 1 0 0 x  8
○谷口 ●山部(4-3)12/3、花田21/3、前田2、ニューマン1、松田1−古田
【本】稲葉6号@(谷口)野口1号A(千葉)
【評】1点を先行された横浜は1回、種田の2ランで逆転。その後も6回まで毎回得点。ヤクルト戦の連敗を6で止めた。ヤクルトは山部の乱調が誤算。

9/14 横浜 24回戦(15勝9敗) 15,000人 2時間52分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 1 0 0  1
横 浜 0 0 0 0 0 3 0 0 x  3
○吉見 ●石川(9-8)6、河端2/3、石井11/3−古田
【本】古田8号@(吉見)
【評】数少ない好機を生かした横浜がヤクルトに連勝した。横浜は6回、中根の適時打で均衡を破ると、さらに鈴木尚の2点適時打で加点した。吉見は無四球完投。

9/15 横浜 25回戦(15勝9敗1分) 26,000人 4時間33分
ヤクルト 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0  3
横 浜 0 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0  3
藤井52/3、五十嵐亮21/3、石井2、河端1、高津1−古田
【本】ペタジーニ38号@(秦)
【評】このカード今季初の延長戦は両者譲らず。横浜は6回、2死一、二塁から代打古木の適時打で追いついた。ヤクルトは10、11回の好機にあと1本が出ず。

9/18 神宮 22回戦(11勝9敗2分) 14,000人 2時間18分
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
ヤクルト 0 0 0 0 4 0 0 0 x  4
○坂元(3-8)9−古田 ●高橋
【評】ヤクルトは5回、ペタジーニの適時二塁打などで4点。坂元は初完投・初完封勝利を飾った。広島は引き分けをはさみヤクルト戦5連敗。

9/20 神宮 25回戦(10勝15敗) 45,000人 2時間34分
巨 人 5 0 2 0 0 0 0 0 0  7
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0  1
○高橋尚 ●ホッジス(15-7)3、前田2、ニューマン2、花田2−古田、米野
【本】古田9号@(高橋尚)
【評】巨人がマジックを6に減らした。1回1死満塁から清原の2点適時打で先制、四球を挟み5連打でホッジスを攻略した。高橋尚はプロ入り初の10勝目。

9/21 神宮 26回戦(10勝16敗) 45,000人 2時間57分
巨 人 0 0 0 1 0 0 0 0 4  5
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 1 0 0  2
○前田S河原 石川71/3、五十嵐亮2/3、●高津(0-2)1−古田
【本】岩村21号@(工藤)
【評】巨人が9回、2死満塁から阿部の左翼線二塁打で逆転。5連勝でマジックを4に減らした。ヤクルトは新人石川が好投したが、抑えの高津が打ち込まれた。

9/22 神宮 27回戦(10勝17敗) 45,000人 2時間05分
巨 人 0 0 0 2 1 3 0 * *  6
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 * * *  0
○上原 ●藤井(9-8)6、前田1/3−古田
【評】7回表1死降雨コールドで巨人が勝ち、6連勝でマジックを2に。江藤の2点二塁打で先制すると、二岡、清原、仁志が本塁打。上原は無失点で17勝目。

9/23 ナゴヤドーム 25回戦(15勝9敗1分) 34,000人 3時間02分
ヤクルト 0 0 0 0 1 1 0 0 1  3
中 日 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
○山部(5-3)5、五十嵐亮2、石井1、S高津(30)1−古田 ●川上
【本】ラミレス22号@(川上)
【評】ヤクルトは5回、ラミレスの右越えソロで追いつくと、6回にペタジーニの右前適時打で勝ち越し。継投で中日の反撃をしのぎ、連敗を3で止めた。

9/24 ナゴヤドーム 26回戦(15勝10敗1分) 31,000人 2時間43分
ヤクルト 0 0 0 2 1 1 0 0 0  4
中 日 4 3 0 0 0 0 2 0 x  9
○山井 ●坂元(3-9)11/3、松田2/3、ニューマン2、花田2、河端1、前田1−古田、米野
【本】稲葉7号@(山井)
【評】中日は谷繁、荒木の本塁打を含む16安打の猛攻で9点を奪い、3投手の継投で逃げ切った。ヤクルトは坂元が2回もたずに降板。打線もつながりを欠いた。

9/26 ナゴヤドーム 27回戦(15勝11敗1分) 33,000人 2時間35分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0
中 日 0 0 0 0 0 0 1 0 x  1
○紀藤Sギャラード ●ホッジス(15-8)7、石井1−古田
【評】中日が本拠での最終戦を白星で飾った。7回に押し出し死球で奪った1点を、紀藤、落合、ギャラードのリレーで守りきった。ヤクルトは元気なく連敗。

9/28 広島 23回戦(12勝9敗2分) 8,000人 3時間24分
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 5 1  7
広 島 0 0 0 0 1 0 0 1 0  2
○藤井(10-8)72/3、S石井(2)11/3−米野 ●黒田
【評】ヤクルトは8回、ラミレスの適時打で勝ち越し。さらに代打古田の適時打、城石の3ランで突き放した。藤井は制球よく10勝目。広島はヤクルトに6連敗。

9/29 広島 24回戦(12勝10敗2分) 8,000人 2時間28分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
広 島 1 0 0 0 0 0 1 3 x  5
○佐々岡 ●石川(9-9)8−米野、古田
【本】ラミレス23号@(佐々岡)
【評】広島が終盤、本塁打攻勢。7回にまず町田がソロ。8回は新井の2ランと町田の2打席連発で突き放した。佐々岡は2安打完投。ヤクルト石川は10勝目ならず。

10/4 広島 25回戦(12勝11敗2分) 6,000人 2時間51分
ヤクルト 0 0 1 1 0 0 0 0 0  2
広 島 0 0 0 2 0 0 0 4 x  6
○黒田 ●藤井(10-9)9−米野
【本】稲葉8号@(黒田)ペタジーニ39号@(黒田)
【評】広島は6安打で6点の効率良い攻め。4回、緒方と金本の連続本塁打で同点。8回に緒方と前田の2ラン2本で勝ち越した。黒田は7度目の完投勝利で10勝目。

10/5 広島 26回戦(13勝11敗2分) 7,000人 3時間48分
ヤクルト 0 1 0 3 0 2 0 1 0  7
広 島 0 0 0 0 0 2 3 0 0  5
○石川(10-9)6、五十嵐亮2/3、石井11/3、S高津(31)1−小野、古田 ●佐々岡
【本】稲葉9号B(佐々岡)
【評】ヤクルトがAクラスを確定。6回、ラミレスが2点適時打。1点差とされた直後の8回もラミレスの犠飛で突き放し、今季の勝ち越しも決めた。石川は10勝目。

10/6 甲子園 最終戦(17勝11敗) 22,000人 3時間19分
ヤクルト 0 0 4 1 0 0 1 0 0  6
阪 神 0 0 0 0 0 3 1 0 1  5
○ホッジス(16-8)52/3、五十嵐亮11/3、石井1、S高津(32)1−小野、古田 ●藤川
【本】稲葉10号@(藤川)岩村22号@(藤川)ラミレス24号@(安藤)
【評】ヤクルトは3回に稲葉、岩村の本塁打など5長短打を集めて4点先行。7回はラミレスの本塁打で加点し、継投で逃げ切った。阪神は追い上げもあと一歩。

10/8 神宮 最終戦(16勝11敗1分) 5,000人 3時間10分
中 日 0 0 2 0 0 0 0 0 0  2
ヤクルト 0 0 1 2 0 0 1 0 x  4
坂元4、○前田(3-1)2、石井2、S五十嵐亮(4)1−小野 ●木村
【本】ペタジーニ40号@(久本)
【評】ヤクルトが3連勝。4回2死一、二塁から代打本郷の中越え三塁打で逆転。7回にはペタジーニの40号ソロで加点した。中日は2番手の木村の出来が誤算。

10/10 東京ドーム 最終戦(10勝18敗) 55,000人 2時間53分
ヤクルト 0 0 1 0 0 0 0 2 0  3
巨 人 2 0 1 0 0 0 0 2 x  5
○柏田S鴨志田 藤井7、●五十嵐亮(8-2)1−米野
【評】巨人は1回、松井が左へ2ラン。同点の8回には二岡の一発で勝ち越し。さらに松井が左中間に50号本塁打を放って突き放した。ヤクルトは2位が確定。

10/11 神宮 26回戦(16勝9敗1分) 6,000人 2時間40分
横 浜 0 0 0 1 0 0 0 1 0  2
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 1 0 x  3
○石川(11-9)7、S石井(3)2−小野 ●グスマン
【評】ヤクルトは1回、無死二塁から野口が右前適時打。さらにペタジーニの中犠飛で2点を先制した。7回には稲葉の適時三塁打で加点。新人石川は11勝目。

10/12 横浜 27回戦(17勝9敗1分) 13,000人 2時間54分
ヤクルト 0 0 0 0 2 2 1 0 0 2  7
横 浜 1 0 0 0 0 4 0 0 0 0  5
○ホッジス(17-8)9、五十嵐亮1/3、S石井(4)2/3−小野 ●吉見
【本】小野4号A(吉見)ペタジーニ41号A(吉見)城石7号@(吉見)
【評】ヤクルトは10回、ペタジーニ、ラミレスの連続適時打で2点を勝ち越し。先発のホッジスは巨人の上原と並ぶ17勝目を挙げ、最多勝争いのトップに立った。

10/14 横浜 最終戦(17勝10敗1分) 25,000人 3時間02分
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
横 浜 0 0 0 0 6 0 0 1 x  7
○後藤 ●戎(0-1)41/3、松田2/3、花田1、前田1、河端1―米野
【評】横浜が本拠最終戦を飾った。5回、1点を先制すると、2死満塁から古木、ロドリゲス、福本の3連打など打者一巡の攻撃。2年目の後藤の好投が光った。

10/16 神宮 27回戦(14勝11敗2分) 5,000人 3時間03分
広 島 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1
ヤクルト 0 2 0 0 0 1 0 0 x  3
○石川(12-9)5、河端2、五十嵐亮2/3、S石井(5)11/3−小野 ●高橋
【本】岩村23号@(高橋)
【評】ヤクルトは2回、城石の適時打など4長短打で先行。6回には岩村の一発で突き放し、広島に3年ぶりに勝ち越した。石川は今季の新人で最多の12勝目。

10/17 神宮 最終戦(14勝12敗2分) 45,000人 3時間03分
広 島 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1  2
ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0  1
長谷川 花田6、前田1、五十嵐亮1、石井2/3、高津1/3、●河端(3-3)1−米野
【本】城石8号@(河内)
【評】広島が最終戦を飾った。10回2死一、三塁から金本の右前適時打で勝ち越した。河内は8回10奪三振の好投。ヤクルトは8回の好機を逸したのが響いた。
 最後まで、愛称通りのフルスイングだった。ヤクルトの最終戦は「ブンブン丸」池山の引退試合。1点差を追う10回2死二塁、本塁打が出れば逆転の場面で再び打席が回ってきた。広島ファンまでメガホンをたたく。球場全体が「かっ飛ばせ、池山!」のコールに包まれた。3球続いた直球をすべてフルスイング、空振り三振に終わった。
 3番遊撃で先発出場し、第4打席の左中間二塁打を含む5打数1安打2三振。最後は右足を引きずりながらフル出場した。「多くのファンに惜しまれ、こんなに幸せな男はいません」。涙が止まらなかった。