ヤクルトの鎌田祐哉投手（３１）と、楽天の渡辺恒樹投手（３２）の交換トレードが合意に達したことが１３日、わかった。近日中にも正式発表される予定。左の中継ぎ不足に悩むヤクルトと、先発も含めて長いイニングを投げられる投手を探していた楽天の思惑が一致した。
リーグ戦を前に、下位に低迷する両チームが新戦力補強に動いた。小川監督代行で再スタートし現在４連勝中と好調なヤクルト。調子の戻ってきたチームの投手力向上に、０７年にリーグ最高の６５試合に登板した渡辺をピックアップした。
楽天は先発陣こそ充実しているが、リリーフの駒不足から現在５位。先発、中継ぎもこなせる鎌田に、穴埋めを期待する。両投手とも０９年は不本意な１年だったがまだ３０代前半。新天地で、さらなる飛躍を期す。
(２０１０年６月１３日)
