“古田再生工場”鎌田と高井を中継ぎテスト


松山入りした古田監督らヤクルト・ナイン
松山入りした古田監督らヤクルト・ナイン
 ヤクルト・古田敦也選手兼監督(40)が選手再生に着手した。4日、鎌田祐哉投手(26)と高井雄平投手(21)を、秋季キャンプから中継ぎに転向させることが判明。高い素質を秘める両投手を中心に新リリーフ陣を組み立てる構想を明かした。

 ともに先発として活躍してきた通算11勝右腕と150キロ左腕の、突然の配置転換。この日、5日のキャンプインに備え松山入りした古田は「2人は球種が少ないけど、勢いがある。短いイニングなら思い切り腕を振れる」と理由を説明。単なる“先発失格”でないことを強調した。

 その証拠に、伊東ヘッドコーチは「石井が万が一抜けた時のことも考えないと。この2人と五十嵐に頑張ってもらう」と勝利の方程式の一角を担わせる計画を披露。特に一時トレード要員にも挙がっていた鎌田には、「(ロッテの)薮田になってもらいたい」と絶大な期待を寄せた。

 古田は大型補強ができないチーム事情を熟知し、安易なトレードより、長所も短所も知り尽くした自軍の戦力を有効利用する方針を主張しているという。鎌田、高井の異動は序の口。恩師の野村元監督から続く「再生工場」の系譜を、青年監督も引き継いでいく。(小西 悠二郎)